ホルモン治療について 2身体の変化編
前回は、ホルモン治療を始めるにあたっての準備などについて書きましたが、今回は実際にホルモン治療を始めてからの身体の変化についてです。
※人によって副作用や効果は異なります。ホルモン治療は、かならずしも安全というわけではありませんし、身体の変化がある分だけ、身体への負担はあります。
【作用】
☆生理が止まる
(この時点では、まだ子宮卵巣はあるので止まるだけです。ホルモン治療を辞めると、生理が始まります)
注射を打ち始めてからは、生理が止まりました。タイミングによっては、何度か来る方もいらっしゃるみたいです。
☆声が低くなる
少しずつ低くなっていきます。
高さは、半年くらいで定着しましたが、少しずつ声の太さも加わっていったように思えます。
ただ、本人いわく、まだ安定しきっていないとのことです。
☆体毛が濃くなる
元はつるつるだったのに、かなり体毛が太くなりました。髭も生えて来るようになって、シェーバーを買って剃っています。
☆体格が変わる
元々水泳をやっていて筋肉質でしたが、ホルモン投与後は、さらにがっしり・がっちりに。
☆陰核肥大
倍くらいの大きさに。
【副作用】
☆内性器萎縮
治療を続けていくと、子宮・卵巣・卵管が萎縮します。もしも、途中でホルモン治療を辞めたとしても、機能が回復ができない場合もあります。
☆ニキビができやすくなる
顔の他、二の腕などにも出来やすくなります。
二の腕にできた場合は、皮膚科へ行けば軟膏を処方してくれるのでそれを塗ると改善します。肌質も少し変わるので、化粧水を使われる方は、随時見直しになると思います。
☆禿げる可能性がある
男性ホルモンの影響で、将来的に禿げる可能性があります。髪質も、以前よりも硬くなった気がします。
☆性欲増加
かなり強くなりました。
☆高血圧になりやすくなる
血がどろどろになりやすくなるため、高血圧になるリスクが高まります。
食生活に気をつけて、なるだけ野菜を多く取るように改善をしています。
また、肝機能障害も出やすくなるとのことでした。
ホルモン治療を開始する前に先生から、副作用・効果についての説明はあるかと思います。
今回、挙げたのがすべての効果・作用ではありません。悠祐は、特に目立った副作用が出ることなく収まっていますが、もちろん副作用が出ている人もいます。
身体の健康状態がわかるように、2、3ヶ月に一度は血液検査を行い身体の様子を見ています。